仕上げ磨きに大切な姿勢と注意点

仕上げ磨きにおいて大切なことは、姿勢と「磨き残しをなくす」ことです。ここからは、磨き方の姿勢や注意点を解説します。

仕上げ磨きの姿勢と方法

仕上げ磨きの姿勢は、お子さんの口の中が見やすく安全に歯磨きをしやすい体勢を心がけましょう。方法としては、お子さんを膝の上や親御さんがお子さんの後ろに周って頭をしっかりと固定して、歯磨きをしてあげると頭などを動かすことも少なく、リラックスして磨かれてくれます。ただし、いつまでも寝ている状態ではなく、お子さんがフラフラせずに立っていられるようになったら立って歯磨きができる習慣づけを心がけましょう。

仕上げ磨きにおける3つの注意点

仕上げ磨きのコツ

歯磨きがお子さんにとって楽しいものだと印象付けて習慣づけるため、次のようなことを意識しましょう。

前歯を磨くコツ

前歯を磨くときは、上くちびると歯茎をつないでいる部分に歯ブラシが当たると痛がらないように気をつけましょう。方法としては、上くちびるを持ち上げて、歯と歯茎の筋の部分を指で隠して磨いてあげると、痛みなどを感じることなく磨けるため、お子さんが嫌がることを防げます。

奥歯のコツ

奥歯は、歯ブラシを奥から手前に動かすように磨きましょう。乳歯は奥歯が2本なので比較的簡単ですが、奥歯の噛み合わせ部分はプラークが残るためしっかり磨くようにしてください。ただし、「しっかり磨く＝力を入れる」というわけではありませんので、力の入れ方やブラシの動かし方は気をつけましょう。

子どもが嫌がらないコツ

仕上げ磨きが習慣化してきたら、日頃からお子さんの口元を触るようにして、コミュニケーションをとりながら慣れさせていきましょう。口元に触られることに慣れていると、歯磨きを嫌がりにくくなります。

また、歯磨き中に話しかけたり、短時間に手早く済ませ丁寧にすることも意識しましょう。さらに、歯磨き中や終わったらしっかり褒めてあげてくださいね。

自分で磨きたい！と言い出したら？

お子さんは、親御さんが自分で磨いている姿を見たりお友達の様子、保育園や幼稚園での週間から、「自分で磨く」ということを考えるようになります。「自分で磨きたい」と言い出したら、ご自分でやって見せながら、一緒に磨く練習をしましょう。

しかし、最初から上手にできるわけではありませんから、終わるまでは根気強く見守り、終わったら褒めてあげてください。時間がかかったとしても怒ることだけは避けましょう。

また、仕上げ磨きは欠かさずしっかり行いましょう。

お気軽にご相談ください

当院では、初めて仕上げ磨きをする親御さんへのアドバイスやサポートを、どういった力の入れ具合が良いのか…など、親御さんに寄り添って丁寧に行っています。「こんなことを聞いていいのかな？」と思うようなことでも遠慮なくお尋ねください。

しばた歯科医院

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