当院では歯科医師が患者さんのご自宅や施設へうかがって歯科治療を行う「訪問歯科診療」を行っています。
院長は、大学病院時代、寝たきりの方の治療にも熱心に取り組んでまいりました。
その際の経験を活かし、通院が困難な方においてもクリニックと同程度の診療が可能です。

患者さんの症状に合わせて適切な治療内容をご提案していきます。
その際は患者さんご本人とご家族との連携を密にしながら訪問診療を進めていきます。
訪問歯科診療では、患者さんの全身状態を把握するために、かかりつけの医師と外来診療以上に密な連携が求められるケースがあります。全身状態に不安のある方は事前にご相談下さい。

お口の状態を診察して、痛み違和感といったお困りの症状に対応します。
もし、応急処置が必要な場合には、優先的に行います。
むし歯や歯周病といった症状がみられれば、適切に対応していきます。

新しい入れ歯の製作のほか、お持ちの入れ歯の調整や修理も承ります。
それと合わせて噛み合わせなどもチェックいたします。

寝たきりの方の場合、筋力低下が起こりそれは嚥下機能にも影響します。
そこで、現状の食べる機能や飲み込む機能を調べ、噛む・飲み込むという動きがスムーズになるようリハビリテーションも行います。
また、飲み込みが鈍い場合には、きざみ食やミキサー食といった飲み込みやすい介護食が必要になります。
その際、介護食の作り方などの指導もいたします。

訪問診療において、重要な治療のひとつが口腔内のクリーニング・ケアです。
むし歯や歯周病の原因となる歯垢や歯石を除去して口腔内を清潔にし、ブラッシング法なども指導いたします。
お口を清潔に保つことで肺炎予防の効果も期待できます。