根管治療
根管治療とは
根管治療とは、歯の根っこの治療のことです。
この治療が必要になるのは、むし歯が重症化した例が挙げられます。
むし歯は重症化すると、歯根まで感染が広がって炎症を起こし、強い痛みを発生させます。
根管治療にはいくつか段階があります。
まず、菌によって感染した根を除去したのち、管の中を殺菌・消毒します。
その後、管の中が綺麗になったところで薬剤を詰めて密閉し、無菌に近い状態にして治療は終了です。
程度にもよりますが、管の中は複数回にわたって清掃作業が必要だと思ってください。
1週間に1回、通院すると考えて4~8回程度の治療回数ということになれば、1ヶ月から2ヶ月はかかることになります。
根管治療は歯を残すための治療です
従来の治療では、歯根までむし歯菌が広がってしまった場合、抜歯する方法しかありませんでしたが、根管治療の進歩によって歯を残すことができる確率が高くなりました。
歯がズキズキと痛む場合、放置しても良くなることはありません。
痛みが現れたらすぐに来院されることをおすすめします。
マイクロスコープを使用する理由
患部を隅々まで見ることができる
根管は複雑な形をしています。その際の治療に欠かせないものがマイクロスコープです。20倍ほどまで拡大することができるため、患部を隅々まで正確に見ながら治療をすることができます。
視野が明るく正確性が上がる
細かく見れたとしても視野が暗ければ見えにくいものです。マイクロスコープにはライトが搭載されているので、明るい視野で治療することができます。正確性が上がることでミスが減ります。
治療を後から確認できる
マイクロスコープにはライトと合わせてカメラが搭載されており、動画の撮影が可能です。映像として記録することができるので、治療が終わった後に確認を頂けます。患者さん自身が治療内容を知ることは、患者さん自身の不安を取り除くことに繋がります。