マウスピース矯正
ワイヤーやブラケットを使用せず、薄く透明なマウスピース型の装置を使用して歯並びを徐々に整える矯正治療法です。
アライナー矯正とも呼ばれています。
定期的に新しいものに交換し、前歯の凸凹やすき間を目立たず少しずつ整えていきます。
ご自身で着脱できるので、普段どおりに食事や歯磨きができますし、薄い材質なので装着中の違和感が少ないのが特徴です。
マウスピース矯正は
このような方におすすめです
- ブラケット矯正の見た目に抵抗がある方
- できるだけまわりに気づかれずに歯並びを治したい方
- 食事、歯磨きに気をつけないといけないのが嫌な方
- 会食の機会が多い方
- 痛みの少ない矯正方法を選びたい方
- 矯正治療中の虫歯・歯周病リスクを抑えたい方
- 金属アレルギーのある方、心配な方
- ライフスタイルをできるだけ変えずに歯並びを改善したい方
使用するときの注意点
継続して使用しましょう
マウスピースはご自身で着脱できる手軽さがありますが、使用しなければ歯は全く動きません。
食事と歯磨きするとき以外はできるだけ連続して使用してください。
使用時間が長いほど効果が上がります。
1日20時間以上が目標です。
取り扱いは優しく、紛失注意
透明で薄い樹脂なので雑に着脱したり、不適切な位置で噛むと 変形してしまいます。
また、熱いお湯(50℃以上)でも変形する ため、お手入れは水を使って丁寧に行ってください。
透明で目立ちにくい装置ですので、紛失しないよう外した時はケースに保管して ください。
歯磨きはしっかりと
アライナーが長時間、歯を覆うため歯に食べかす等が残っているとむし歯になるリスクが高まります。
装置を使用する前は、特にお口のクリーニングを心がけましょう。
NCアライナーを採用しています
近年急速に進化しているCAD/CAM技術を応用し、歯科医師の治療計画、指示の下、専任の歯科技工士がコンピュータで歯をシミュレーションで移動して作るマウスピース型の矯正装置です。
治療後の歯並びや治療にかかるおおよその期間、必要となるアライナー数などを予測することができます。
アライナーを複数回一度にお渡しできるため患者さんに来院 していただく頻度を軽減できます。
ちなみに、従来からあるクリアアライナー は患者様の歯型から作った模型をもとに、 専任の歯科技工士がハンドメイドで作るマウスピース型矯正装置です。
基本的に毎月新しい歯型をとって、その都度アライ ナーを作ってお渡しします。
矯正治療の流れ
一般に矯正治療は患者さんのお気持ちを踏まえ、現状の確認を行うため様々な検査を行います。
そのうえで治療計画を立て、適切と思われる治療法や装置が選択されます。
(カウンセリングや診査診断の結果、アライナー以外の装置が 望ましい場合もあります。)
STEP01
問診/カウンセリング
患者さんの具体的な希望や当院での治療方針、必要な費用などについてご説明をいたします。
STEP02
検査
治療開始前には検査をおこないます。
歯型やレントゲンのほか、お顔やお口の写真を撮ります。
STEP03
治療
治療計画をご説明し、患者様の同意をもって実際の矯正治療に入ります。
STEP04
保定・定期検診
歯並びが整った後、後戻りしないように保定装置を使用します。
詳しくは当院までお気軽にご相談ください。
よくある質問
年齢制限はありますか?
制限はありません。
ただし症例によってはアライナーだけでの改善が難しい場合があります。
詳しくは担当医にご相談下さい。
子供にも使えますか?
基本的には使えますが、装置を自分で管理できないと効果を期待することは難しくなります。
お子さんの性格などを踏まえ、担当医にご相談ください。
むし歯があったらどうするの?
虫歯の治療が終わってからの治療となります。
途中でむし歯が見つかった場合には、アライナーはお休みすることもありますが、治療が終わったら再開可能です。
痛くありませんか?
新しいアライナーをはめた時に違和感や痛みを感じる場合があります(個人差があります)が、ほとんどの場合、数日たつと収まってきます。
痛みが極端に強い場合はすぐに主治医にご相談ください。
治療期間はどれくらいですか?
歯ならびの状態にもより異なりますが、数ヶ月以上かかることが一般的です。
アライナーは壊れませんか?
丁寧に使用すればすぐに壊れてしまうようなことはありませんが、同じアライナーを長く使用すると、部分的に破れたり、穴が空いてくることがあります。
手入れはどうするの?
水洗いだけで構いませんが、汚れや臭いが気になる場合は義歯洗浄剤などをお使い下さい。
熱湯に触れると変形しますので ご注意下さい。
痛みはありますか?
個人差がありますが、つけ始めはきつめの靴をはくような感じです。
治療が進むにつれて徐々に違和感は少なくなっていきます。
医療費控除は受けられますか?
美容目的や審美目的を除き、機能改善のための治療であれば控除の対象となる場合があります。