
コラム
親知らずの抜歯は口腔外科に任せよう!リスクやメリットを紹介します
大人になってから生えてくる親知らずは、まっすぐ生えてこない場合は抜歯が適用されることがほとんどです。
しかし、はじめての抜歯や歯ぐきの切開が伴うケースなどでは、不安を覚えることが多いでしょう。
そこで今回は、親知らずの抜歯について解説します。
抜歯のリスクや合併症、口腔外科に任せるメリットも合わせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
口腔外科とは
口腔外科とは、歯の疾患から口腔がん、外科手術などさまざまな症状に対応する診療科目です。
交通事故やスポーツでお口の中を怪我したときや顎変形症などの外科的疾患、口腔粘膜疾患や口臭症などの内科的疾患まで幅広く治療します。
親知らずの抜歯に伴うリスク
きちんと生えていない親知らずは周囲の歯へ悪影響を与えるケースが多いため、一般的な治療には抜歯が適用されます。
しかし、親知らずの抜歯にはさまざまなリスクが伴い、十分な診断の上で抜歯を決定しなくてはなりません。
ここでは、親知らずの抜歯に伴うリスクについて解説します。
抜歯による痛みや腫れがでることがある
歯が斜めに生えていたり歯ぐきの中に埋まっている場合は、歯ぐきを切開したり骨を削ったりする必要があります。
そうすると免疫細胞が活発化して炎症が起こり、痛みや腫れが生じるケースがあります。
大きな処置になるほど痛みや腫れが大きくなる傾向にありますが、術後およそ3日後をピークに徐々に落ち着いてくるため、過剰な心配はいらないでしょう。
下顎の中にある神経を傷つける恐れがある
下顎には大きな神経が通る「下歯槽管神経」があり、下顎の抜歯のときに根っこの先で神経を傷つけてしまう恐れがあります。
下歯槽管神経を傷つけてしまうと顎や顔に麻酔をしているような麻痺がおこってしまう恐れがあるのです。
麻痺の治療には素早い対処が必須となるので、万が一抜歯後に麻痺のような違和感を覚えた場合はすぐに歯科医院を受診するようにしましょう。
上顎洞に穴があくリスクがある
上顎の親知らずは、根っこの先が上顎洞(副鼻腔)に刺さっていることがあります。
そのまま親知らずを抜歯するとお口の中と上顎洞が穴でつながってしまい、細菌やお水が鼻のほうへ回ってしまう恐れがあります。
穴が小さい場合は自然と塞がることが多いのですが、大きい場合は穴を塞ぐ処理が必要です。
治療期間は鼻を強くかんだり風船をふくらませるなど、鼻に圧力のかかる行為を控えなければなりません。
ドライソケットになることがある
歯を抜いた部分の穴には血液がたまり、血餅というかさぶたが形成され、やがて歯ぐきとなり傷口が治っていきます。
しかし、抜歯後にお口をゆすぎすぎたり歯ブラシを当てたりすることで血餅が剥がれ、中の骨が丸見えになってしまう「ドライソケット」になることがあります。
骨が直接刺激を受けるので、何もしていなくても激しい痛みが伴うことがドライソケットの特徴です。
ドライソケットになった場合は、抜いた部分を再び血液や薬を詰めて穴を塞ぐ必要があります。
抜歯を口腔外科に任せるメリットとは?
口腔外科を得意としている歯科医師は、一般歯科を得意とする歯科医師に比べて抜歯など外科手術の知識・技術・経験が豊富です。
親知らずの抜歯に関するリスクや合併症などを熟知し、万が一のトラブルにも臨機応変に対応する能力を持ち合わせています。
斜めに生えている親知らずや、一部が埋まっている親知らず、下顎の神経に近いところに生えている親知らずの抜歯は、口腔外科へ任せると安心でしょう。
他院で抜歯困難といわれた方もお気軽にご相談ください
親知らずが真っすぐ生え比較的簡単な抜歯もあれば、歯の根っこが曲がっていたり斜めに生えている場合は、一般歯科では抜歯が難しいこともあります。
当院では、口腔外科に強みのある歯科医師が在籍しているため、他院で難しいといわれた親知らずの抜歯にも対応できる場合があります。
親知らずの抜歯について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
歯のお悩み、お口のトラブルを抱えていませんか?
山口県山口市の「しばた歯科医院」では、患者さんのお悩みやお口の状態に応じて、一人ひとりのライフスタイルも考慮した適切な治療をご提供しています。地域のかかりつけ医として、皆さまがいつまでも美味しく食事ができ、笑顔溢れる会話を楽しめるよう、お口の健康をサポートいたします。
医院紹介
【医院名】しばた歯科医院
【アクセス】山口県山口市香山町6-24
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